IAS最新調査、日本の消費者は従来のTVよりも
動画配信サービスにおける広告体験を好むことが判明
2022年6月2日 — デジタルメディア品質分野のグローバルリーダーであるIntegral Ad Science(ナスダック:IAS、本社:米国ニューヨーク、CEO:リサ・アッツシュナイダー / 日本オフィス:東京都千代田区、日本カントリーマネージャー:山口武、以下 IAS)は本日、「動画配信と広告に関する消費者意識調査」の結果を発表しました。日本の消費者500人以上を対象とした調査に基づき、動画配信の視聴と広告付き動画に対する消費者の認識に関する洞察を提供します。
数十年にも渡りメディア戦略の要となっていた従来型のテレビ広告は、もはや広告主がかつて期待したようなリーチやエンゲージメントを提供できなくなっています。現在では、インターネット接続デバイスを介して視聴される動画配信が、ブランドによりターゲットを絞った効果的な広告をできるようになりました。IASは広告主がより多くのメディア予算をこれらの新しい環境にシフトする中、日本の消費者を対象に、動画配信の利用状況、広告付き動画の視聴に関する行動、広告体験に関する認識やそれらの改善方法について理解を深めるべく、調査を実施しました。
IASのデータからは、広告が同一人物に表示される回数を制限するフリークエンシーキャップや、特定の広告をスキップできる機能などのソリューションが、消費者の広告体験を向上させるのに役立つ可能性があることが示されています。また広告主は、視聴中のコンテンツと広告の文脈上の関連性に留意することで、消費者にまとまりのある、かつパーソナライズされた動画視聴体験を提供することができるようになります。
広告主が知っておくべき、重要なハイライトは以下の通りです。
- 日本の消費者の10人中8人がインターネット経由で動画配信を視聴
多くの人が以前よりも長時間、家で過ごすようになった結果、インターネット接続デバイスを介しての動画視聴が好まれるようになりました。動画視聴に利用するデバイスには、スマートフォンが最も利用されています。 - 日本の消費者の71%が、インターネット接続デバイスを使用してYouTubeの広告付き動画を視聴
最も人気のある広告付き動画配信サービスはYouTubeで、次いでTVerとなっています。 - 日本の消費者の74%が、従来のTVよりも動画配信サービスの広告体験を好むことが判明
広告をスキップできる、広告が短い、広告による視聴中断が少ないなど、動画配信の広告体験には従来のテレビにおける広告体験よりも優れた特徴があると考えています。 - 日本の消費者の54%は、広告をスキップできる選択肢が与えられていても広告をスキップしない
IASの日本カントリーマネージャーである山口武は、「日本の消費者は、動画配信のプラットフォームをテレビの未来として早くから受け入れており、こうした新しいデジタル環境における広告の関連性に大きな期待を持っています。動画配信の広告に対する需要も、ターゲティングオプションの増加、測定と透明性の向上、プログラマティックによる購入が可能になったことにより、飛躍的に伸びています。広告主は、幅広い動画プラットフォームを検討し、それらのプラットフォームに対して強力な測定指標を用意する必要があります。それが最終的に、広告主がより効率的かつ魅力的な方法で、大規模の視聴者にリーチするための扉を開くと考えています」と述べています。
IASは、デバイスの垣根を越えたシームレスな動画広告計測を可能にする新たな計測タグ「Unified Video Tag」を提供しています。Unified Video Tagは、デバイス検出のプロセスを自動化することで、すべての動画インベントリを同じプレースメントで測定できるようにし、時間とコストの削減を実現します。
レポートの全文はこちらでご覧いただけます。
https://bit.ly/3NGWS8l