動画広告とコネクテッドTVは、特に米国を中心にここ数年大きな盛り上がりを見せています。業界関係者からの注目も非常に高く、IASが実施した2020年の注目トレンド調査でも、優先度の高いメディア投資先として挙げられました。新しいプラットフォームや対応端末が次々と登場し活況を呈していることは喜ばしいものの、「広告効果計測」という面からは、ベンダーごとに要件やプロセスが異なるため、マーケターにとっては長いあいだ頭痛の種でもありました。
その状況を打開するため、IAS では動画計測を取り巻く課題を再度見直し、デバイスの垣根を越えたシームレスな動画広告計測を可能にする新しい計測タグ「Unified Video Tag」の提供を開始しました。
コネクテッドTVと動画広告の拡大
消費者が自宅で過ごす時間の増加と比例し、動画の視聴機会・時間も増えています。新型コロナウイルスの世界的な流行により、アメリカでは消費者の半数近くがビデオストリーミングサービスを見る時間が1時間~3時間ほど増えているという調査結果もあります(e-Marketer調べ)。日本でもいくつかの調査結果から消費者がオンライン動画の視聴に従来よりも長い時間を割いている現状が浮かび上がってきました。
IASがアメリカの消費者を対象に行った調査では、動画視聴の際に使用するデバイスとして他のストリーミングデバイスよりもコネクテッドTVを好む消費者が3分の2近くに上っていることがわかりました。今年はじめには半分以下でしたから、いかにコネクテッドTVの利用者が増えているかがわかります。
視聴者数の伸びは、対象デバイスやフォーマットでの広告出稿の増加につながります。動画広告の市場規模は2019年に昨対比141%の伸びを示しています。
設定作業の煩雑さが金銭的損失につながる恐れも
急成長する市場には、課題もあります。動画広告の計測タグは、ベンダーごとに要件やプロセスが異なり、複数のデバイスやプラットフォームで動画広告を展開する場合、タグの設定作業が非常に煩雑でした。アドサーバー、アドベリフィケーション・ベンダー、DPSなど、各パートナーの要件を満たし、それぞれにタグを設定する作業は複雑です。ヒューマンエラーも起こりやすく、キャンペーンの開始が遅れるなど、金銭的な損失につながる可能性もあります。
IASはこうした課題を解決するソリューションの開発に1年以上取り組み、コネクテッドTV向けの計測ソリューション、そして動画広告を一つのタグで計測できる Unified Video Tag の提供を開始しました。
Unified Video Tag はコネクテッドTVの広告計測にも対応
IASはコネクテッドTV上の広告計測にいち早く対応し、成長著しいこのプラットフォームのメディアクオリティを高めるとともに、貴重なメディア予算をGIVTやSIVTといった不正インプレッションから守るためのソリューションを提供しています。動画広告計測ソリューションで提供している計測指標のひとつである Ad Quartile Completion は、動画の全体の尺のうちどれくらいが視聴されたかというビューアビリティに関する深いインサイトを得ることができる指標として、すでにご利用いただいているお客様からもご好評をいただいています。
Unified 計測開始までの煩雑なプロセスを整理・合理化し、デバイスやプラットフォームを横断した計測を飛躍的に効率化。広告配信先のデバイス環境も自動で識別し、デバイスやフォーマットごとにタグを手作業で分割する必要もなくなるため、時間とコストの節約を実現します。
Unified Video Tag やコネクテッドTVでの広告計測について、営業担当より詳しいご説明をいたします。
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