2024年6月、IAS Japanの東京オフィスビルにて国内電通グループ(dentsu Japan)各社の社員様向けにIAS勉強会を開催いたしました。
この勉強会は、国内外の広告主/ブランドのデジタル広告キャンペーンを多く支援されているdentsu Japan各社において、特にクライアント対応業務を担当されている社員様に向けて、IAS調査に基づくデジタル広告業界の現状と取り組むべき課題、それらに対するIASの技術や最新のソリューションや事例について情報を提供し、理解を深めていただくために企画されたもので、当日は約60名の方にご参加いただきました。
勉強会では、IASが年に一回発行するベンチマークレポート『Media Quality Report 第19版』から日本と世界のアドベリフィケーション指標と洞察の共有、2023年から2024年にかけてリリースした最新プロダクト群やそれを支えるテクノロジーについて、IAS 日本オフィスだけでなくIAS APACのマネジメントチームやディレクターも同席し、プレゼンテーションを行いました。
特に日本のデジタル広告業界における2024年の最優先メディアと捉えられている「ソーシャルメディアと動画におけるブランドセーフティ & ブランド適合性」、生成AIの台頭で以前にも増して対策が叫ばれている「MFA / アドクラッターサイト」、世界規模の歴史的な選挙イヤーにおける「誤報/ディープフェイク」の脅威にどう取り組むかについては、dentsu Japan各社の皆様も熱心にメモをとりながら説明をお聞きいただき、積極的に質問やご意見をいただきました。
本勉強会の実現に向けて、企画段階から貴重なご意見とお力添えをいただいた電通デジタル内に新設された組織、「Dentsu Digital Global Center (DDGC)」のHead of Departmentの青木 亮様からは「今回のIAS勉強会を通じて、広告業界におけるアドベリフィケーションの重要性と、日本が依然としてその関連計測値においてグローバル平均を下回っていることを再確認しました。DDGCは、電通デジタルの外資系クライアント様に対する長年のアドベリフィケーション施策の経験と知見を継承しています。グローバルビジネスをリードするCoE組織として、外資系クライアント様のみならず日系クライアント様への普及とサポートをさらに強化していきます。今後も、今回の勉強会のような機会を活用し、IASとの協業を通じて知識のアップデートを続けながらアドベリフィケーションの教育と啓蒙を促進し、より良い広告体験の創出をサポートしていきます。」とのコメントをいただきました。
dentsu Japan各社様の中で、今回最も多くの方にご参加いただいた電通デジタル様は、IAS Japanが開催する「IAS AWARD 広告代理店部門」にて、初回から2年連続でゴールドを受賞されています。今回のような勉強会を通じて、dentsu Japan各社様には今後いっそう、広告主/ブランドにとってより安心安全かつ費用対効果の高いデジタル広告の活用支援を推進していただきたいと願っております。