成功への近道は「現状把握」から
デジタル広告業界関係者を対象にしたアンケート調査をもとに、2020年2月に IAS が発表した、業界の課題をまとめたレポート「Industry Pulse 2020」はすでにご覧いただいたでしょうか?(まだの方はコチラから)
同レポートのなかで「今後12ヵ月以内に直面すると予測されるデジタルメディアの課題」としてもっとも多くの票を集めたのは「デジタル広告の正確な計測」でした。
「正確な計測」?
では、課題として挙げられた「正確な計測」とは具体的に何を指すのでしょう。
「データの正確性や透明性」「データの種類」「改善アクションに直結するか否か」など、多くの場合「正確な計測」とは、データを必要としている人(広告主・広告代理店・媒体社)や目的(広告効果の把握・レポーティング・分析)によって異なります。一方で、すべてのケースに共通する「正確な計測」もいくつか存在します。その代表例として挙げられるのが「現状把握」です。
デジタル広告運用における「現状把握」は、IAS が考えるアドベリフィケーションの基本中の基本です。いかに現状を正しく把握できるかが、その後に控えるアドベリフィケーションの2つのアクション「最適化」「活性化」にも大きな影響を及ぼし、ひいては広告キャンペーン全体の成功をも左右する最も重要な要素なのです。
求められているのは、キャンペーン展開メディアを横断した計測
IAS のもとには、広告主・広告代理店のみなさまから日々多くのご要望やご質問が寄せられます。とりわけ多いのが「○○○(媒体名もしくは広告メニュー)は計測できますか?」という、計測可否に関するお問い合わせです。
「Science & Scale (科学に裏打ちされた高度な分析と計測規模の幅広さ)」を標榜する IAS のアドベリフィケーション計測は、業界をリードする大手ソーシャルメディアプラットフォームを含めた、主要デジタルメディアをカバーしています。「現状把握」を円滑に、そして正確に行うためには、「Scale(計測規模の幅広さ)」は必要不可欠であり、計測対象となるメディアや広告メニュー、フォーマットも世界の各マーケットで増え続けています。
IASは、メディアプランに欠かせないYahoo! JAPAN の計測に対応
日本では、昨年10月に国内インターネット業界をリードし続ける Yahoo! JAPAN との正式連携を発表し、対象フォーマットや機能は一部限定的ではあるものの、それまでとくに広告主・広告代理店のみなさまからご要望の声が高かった Yahoo! ディスプレイアドネットワーク(YDN)の計測を開始しました。
Yahoo! JAPAN との計測連携が国内のデジタル広告運用に与える影響は非常に大きく、ほぼすべての広告主のメディアプランのなかで大きな比率を占めるも、長年「計測不可」となっていた最後のパズルのピースが埋まりました。これにより、展開する他メディアでの広告出稿と並行した計測を実現し、メディアを横断したキャンペーン全体の効果を把握することが可能になりました。「現状把握」がまた一歩、完璧に近づいたのです。
「広告品質のダイヤモンド」を目指す Yahoo! JAPAN と、デジタル広告の健全な発展を担う IAS のパートナーシップはまだまだ続きます。2020年4月23日には、国内外のアドベリフィケーションベンダーでは初となる、ディスプレイ広告(YDN)におけるモバイルアプリ内広告の計測開始も発表しました。
「ブランドリスク」「ビューアビリティ」「アドフラウド」の、いわゆる「アドベリ3指標」および関連指標の計測は言うまでもなく、ウェブ面では未だ計測不可が続く「動画広告」も新たに対象となったことで、「Scale」がらに拡大し、より深い「現状把握」を広告主・広告代理店に提供します。
Yahoo! JAPAN のアプリ内広告計測は、まずは Yahoo! JAPAN、Yahoo! 天気、Yahoo! 乗り換え案内、Yahoo! 知恵袋などの代表的なアプリからスタートしました。計測対象となるアプリは今後も順次拡大していき、より粒度の細かなデータを取得を可能にする「計測マクロ」の導入も進めています。
デジタル広告キャンペーンを成功に導くための「はじめの一歩」、より正確な「現状把握」を後押しするため、IAS は有力パートナー企業との取り組みを加速させています。今後の IAS の動きにぜひご注目ください!
Yahoo! JAPAN の計測をご希望されるお客様はお気軽に下のリンクから、あるいはIASの営業担当まで直接お問い合わせください。